夏休みも残りあと一週間。
無事に宿題は全部終わったので、
あとは楽しい思い出づくりをしてあげようと思っています。
今日は午後から川遊びに行きました。
ここは毎年水の流れによって川の形が変わる広い河原。
今年はどこまでも浅くて安全だけど、ちょっと水の透明度が低かった。
でも風が気持ちよく、涼しげなヒグラシの声を聞きながら
穏やかな時間を過ごしました。
一年生の娘の宿題、「石ひろい」。
思い出の石をひとつだけ拾って持っていくらしい。
どれを選ぶのかな?
と、楽しい夏の午後だったのですがその帰りにトラブルが。
河原には大きな石がごろごろしているので、
運転には十分気をつけなければなりません。
それなのに、前方にあった平たい大きな岩、
私は上を通過できると思ったので避けて通らなかったところ、
ガリッと上に乗り上げて進まなくなってしまいました。
がっちりはまってしまったので、バックも出来ない。
前にも進まない。
タイヤがどんどん空回りして砂利を掘り、前輪は半分ほど埋まってしまいました。
さあどうする!?
17時を回ってしまい、人家もまばらな山の奥の河原で日没を迎えるのか?
しかも最も愚かなことに、わたしケータイを家に忘れてきました。
次女は不安そうにしくしく泣き出します。
息子は異様に張り切って私の周りでいろいろアイデアを出してくれますが、
「お願い、黙って!邪魔しないで!」とヒステリックに取り乱してしまいました。
(息子を、頼りがいのあるオトコに育てられるかどうかの機会を・・・
テンパってしまうとこうなる私の未熟さ故です。。)
クルマの下をのぞきこんでいても仕方がないので、
あてもなく3人を連れて河原の上の県道へ向かいます。
日に数本路線バスが通る道路なので、
もし公衆電話が見つかったら自動車保険に電話をして
ロードサービスをお願いするつもりでした。
(でも今考えると、もしレッカーサービスを受けられるとしても
果たして夜になる前に来てくれたかどうか・・・)
と、河原に下りる道の脇に数軒建つ民家のお庭で
たまたま夕涼み中のおじさんがおられて、
息子がいつもの人なつっこさで、私たちの窮状を訴えました。
その方は快くクルマを見に来て下さったばかりか、
なんと信じられないことに、レッカーの会社をされていて、
少し離れたところに吊り上げも出来るレッカー車を置いてあるのだそう!
でも、レッカー車を出動させなくても、
クルマをジャッキで持ち上げ、下の岩にロープをかけて
隣家の方と一緒に引きずり出してくれました。
あとは前輪の下に棒を挟んで、前から押して脱出させてもらいました。
私一人ではジャッキの使い方も知らなかったし、
はまった穴から出る方法も知りませんでした。
最後はほっとして涙が出ました^^;
人気のない夕暮れ時に、たまたま外にいる方がいて良かった。
しかもその方がこういうことのプロだった!
もしケータイを持っていれば、
何時間もその場でレッカーサービスの人を待つことになっていたかもしれない。
いろいろなラッキーな偶然が重なって、
無事に帰ってくることができました。
どんなにお礼を言っても言い足りないくらい感謝しているのに、
私もボロボロだったのでちゃんと感謝が伝わったかな、って気になっています。
「クルマも破損はありませんでした。無事に帰れました」って
お礼を持って改めて伺ったらやり過ぎかな?
でも何かお礼をしなければ、私の気が済まない。
大げさじゃなくて、でも喜んでいただけそうなものって何かないかな、、
といろいろ考えてしまい、怖かったドキドキも治まらない蒸し暑い夜です。